明治ホールディングス社長『商品の選択と集中』
今日は、読売新聞令和4年3月29日(火)経済欄より【明治ホールディングス社長『商品の選択と集中』】を要約して紹介致します。
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明治ホールディングス社長
川村和夫氏(68)
明治の社長に就任した当時、最大の課題は利益率の低さでした。売上高は1兆円規模なのに、営業利益は115億円ほど。
「3年後に営業利益を300億円に上げる。できなければ社長をやめる」。こう宣言し、商品ブランドの選択と集中に乗り出しました。利益の出ていない商品をやめれば実現できるはず。
商品を絞り込む中で、最も話題になったのは、スナック菓子の「カール」でしょう。東日本での販売終了を発表したところ「やめないで」という声が多く寄せられました。ありがたいと思いましたが、赤字続きだったので仕方ありませんでした。
担当していた従業員とは、ひたすら話し合いました。完全に納得してもらうのは難しくとも、会社の利益が改善することには賛成です。最後は従業員も協力してくれました。
明治、明治ホールディングスと合わせて10年ほど社長を務めています。心掛けてきたのは、10年後、あるいは30年後の会社の姿を思い浮かべながら決断することです。
※『明治のカールが店頭から消える』という時期が、確かにありました。
好きなスナック菓子だったので、どうなることかと思いましたが、裏側には、このような〔血のにじむ努力〕が、繰り広げられていたのですね。