人とロボットが共存共栄
特集される機会も多くなりました。
AIやロボットが開発されると、ますます便利な世の中になりそうです。
しかしながら、その反面、AIやロボットに奪われる仕事も
ありますので、手放しでは喜べないような気もします。
AIのみならず、ロボットの導入が検討されている業界が
歓迎されない場合も多いようです。
例えば、建設業界はAIだけでは解決できず、人間の代わりに
作業を行うロボットがあると、とても便利であると想像できます。
ここにチャンスがあると考えたロボット開発メーカーが建設業界に、
行ったこともあります。
しかしながら、この提案は、企業から歓迎されるというよりも、
むしろ敬遠されてきました。
なぜなら、雇用削減につながる恐れがあるからというのが大きな理由です。
このような事情があるため、従来、ロボット開発メーカーが
建設業界に参入するのに障壁があると言われてきました。
ところが、この参入障壁を超えるような提案を行って
成功しているベンチャー企業があります。
その企業とは、神奈川県川崎市の株式会社イクシスという会社です。
<株式会社イクシスのWebサイト>
同社の製品開発のコンセプトは、「建設作業員のサポートを行い、
作業効率を高めるためのロボットを作ること」というものです。
「ロボットは、あくまで作業員が使うものであるもの」
「ロボットは作業員の手や目が届かないところを補助する
機能があればよい」
このような観点で開発した場合、不必要な高機能はいりません。
ですから、最小限の機能だけで十分なのです。
そうすると、構造は極めてシンプルになり、低コストで
製造できるメリットもあります。
「不整地を自力で走行できるロボットの技術は確かに素晴らしい」
走行機能は省略できる」と同社社長は、述べています。
こういった「人とロボットの共存共栄」を考えて開発されているからこそ、
参入障壁があるとされる業界でも歓迎されるようになりました。
これにより、新たな市場を開拓することが出来たのだと思います。
しかも、同社は、この分野において核となる技術について特許も取得し、
「他社の参入障壁」を築くことにも成功しています。
新しい市場には、先行の特許出願も少ないため、同社のように
特許を上手く活用できる市場もまだまだたくさんあると思います。
※『人とロボットが共存共栄』するためには『人の代わりを
ロボットが補助する』という感覚になれば、実行可能ですね。
本日も、最後までお読みくださり、ありがとうございました。