カニが横向きで歩くのはなぜ?
今日は、書籍『子どもの「なんで?」に答えます!』
(発行・発売:(株)アントレック)の中から
【カニが横向きで歩くのはなぜ?】を紹介致します。
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【カニが横向きで歩くのはなぜ?】
A:カニは、足と足の間隔がとてもせまくて前にうまく歩くことができず、
速く歩くために横に歩く歩き方を見つけたと考えられています。
カニは、クモや昆虫などと同じように、たくさんの足をもっているのが
特徴の「節足動物」の仲間です。
昆虫の足は6本ですが、カニの足は全部で10本あります。
このうち2本はハサミになっていますから、歩くのに使う足は8本となります。
カニの体は、横に長い四角形の胴体をしています。
そして体の横の方に足が並んでいて、足と足の間隔がとてもせまくなっています。
しかも、カニの足は太くて長いため、前に歩こうとすると、足がぶつかり合って、
速く歩けません。
しかし、横に歩くと、足と足の間に隙間ができるために、大股で、しかも速く
歩くことができます。
大昔、カニの仲間は、砂浜や岩の上を素早く動くために、横に歩く歩き方を
見つけたのだろうと考えられています。実際、カニは素晴らしく速く砂浜を
走り回ります。
胴体の長さが2.5センチメートルほどなのに、時速8キロメートルで走ることが
できるスナガニというカニもいます。
けれども、カニの仲間には、タカアシガニのように、前に歩くことができる
カニもいます。日本近海の深い海にすむタカアシガニは、左右の足を広げると
4メートルもの長さがあって、前にも横にも歩くことができます。
※『カニの横歩き』は、当たり前のものとして、いつの間にか頭の中で処理
していました。
そこに「なんで?」が浮かびませんでした。
小さい子どもの鋭い感性は、すごいです。
本日も、勉強させて頂きました。