社会課題を解決するメガネ
今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから
【社会課題を解決するメガネ】を紹介致します。
【社会課題を解決するメガネ】
メガネは、よく見えることが重要ですが、使用感が良いことも重要です。
重いと長時間掛けることができず、掛けているうちに耳が痛くなったり、
ずり落ちたりすると困るからです。
超軽量で疲れにくく、かけ心地を追求し、高い支持を得ている商品が
あります。
その商品とは、眼鏡市場の『FREE FiT』という商品です。
2010年7月に発売された『FREE FiT』は軽くてずれにくいのが特徴ですが、
強度も兼ね備えていて、発売以来高い支持を得ています。
しかし、その成功の裏には、数々の挑戦と試行錯誤がありました。
『FREE FiT』の開発は、2008年末に始まりました。
当時、眼鏡市場が初めて本格的に取り扱った樹脂フレームのメガネが
意外なほど売れたことが、開発のきっかけとなりました。
これにより、眼鏡市場は軽量化の手段として樹脂に着目し、
樹脂フレームのメガネの企画・開発を決定しました。
樹脂だけでメガネを作ることは容易ではありませんでした。
特に、上質感を保つためには、設計基準を何度も見直し、金型を何度も
修正する必要がありました。
その結果、1品番あたり平均5回以上も金型を修正するという、通常では
考えられないほどの労力を投じることとなりました。
そして、2010年5月、『デイリーフィット』の名で試験的に
発売されたところ、一瞬で売り切れるという結果となりました。
これを受けて、眼鏡市場は商品名を『FREE FiT』に改名し、正式に
販売を開始しました。
しかし、その売れ行きは予想を超え、生産能力の限界に直面しました。
そこで、協力メーカーに生産能力を最大限に上げてもらい、何とか
対応しました。
その結果、『FREE FiT』は眼鏡市場で常にトップの売れ行きを維持し
続けることができました。
その後も『FREE FiT』は進化を続け、様々なモデルを登場させて
きました。
まず、2016年に発売した極薄樹脂と極薄メタルを組み合わせた
ハイブリッドモデルがあります。
2020年12月には、トウゴマ由来の植物性樹脂を約45%含んだ素材を
採用したエコ樹脂フレームもあります。
さらに、2021年4月には、抗ウイルス認証マークを取得した業界初の
メガネフレーム『FREE FiT ウイルスブロック』を発売。
2020年に始まった新型コロナウイルスの感染拡大を受けて企画し、
鯖江にある表面処理を手がけるメーカーの技術を用いた抗ウイルス
トップコートを日本で成形した樹脂フレーム本体に施しました。
地球環境への配慮や新型コロナウイルスへの対応など様々な社会課題への
対応を「FREE FiT」で示し、商品と企業イメージをアップさせることに
成功したのではないかと思います。
今後更なる商品の進化に期待したいですね!
<FREE FiT ブランドサイト>
https://www.meganeichiba.jp/brand/freefit/
※メガネに『見えやすさ』以外に必要なモノがあるのを、ユーザー目線で
見事に解決した商品ですね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。