中小企業×デザイナーが生み出したカラーペン

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【中小企業×デザイナーが生み出したカラーペン】を紹介致します。

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【中小企業×デザイナーが生み出したカラーペン】

店舗の窓やガラスなどにカラーペンを使って装飾することがあります。

常に同じ装飾ならともかく、ハロウィン、クリスマス、お正月などイベントに
応じたイラストを書き換えるといったことがあります。

従来、このようなイラストを消す場合は溶剤や器具などを使って消す必要があり、
時間もかかって面倒な作業でした。

この面倒な作業を無くすことに成功したヒット商品があります。

その商品とは、東京都大田区にある太洋塗料株式会社という塗料メーカーの
マスキングカラーという商品です。

同社は、昭和26年に創業し、塗料メーカーとして活躍してきました。

建築用塗料を主力としつつ、工業用塗料と路面用塗料の3つの柱を持っています。

工業用塗料の商品の中で、水系ストリッパブルという商品があり、この商品が
新たなヒット商品を生むきっかけになりました。

水系ストリッパブルという商品は、業務用の傷つき防止用の塗料で、車の製造後、搬出などでバンパーが傷つかないように保護するために、一時的に塗る塗料です。

バンパーに塗った後、搬出作業を終えた後に簡単にはがせるというのが大きな
特徴です。

水系ストリッパブルは、このように業務用の傷つき防止用の塗料として
20年以上も活用してきましたが、この用途を変えるきっかけがありました。

そのきっかけとは、中小企業とデザイナーとの協働を目的とした
「東京ビジネスデザインアワード」というコンテストでした。

そこで、同社はデザイナーの小関隆一氏と出会い、はがせる塗料の新たな用途に
たどり着くことができました。

その用途とは、小関氏が提案する「マスキングカラー」という商品。

ショーウインドーや看板に描いた文字が乾いたら綺麗にはがせるような不思議なペン。

研究の結果、塗料の成分には水系ストリッパブルから変更は特段必要は
ありませんでしたが、容器には工夫が必要です。

そこで、チューブに塗料を入れて押し出して使うマーカーペンのような形状の
容器にしました。

従来のように溶剤や器具を使うと傷がついたりすることもありました。

しかしながら、マスキングカラーは傷をつける心配がなく、マーカーペンのように
手軽に楽しめる点が受けて好評を博し、ヒット商品となりました。

とても面白い商品なので、商品サイトもぜひご覧ください。

http://www.maskingcolor.com/product/

マスキングカラーは、用途を変えることで、新たな可能性が広がった成功事例ですが、
同じような可能性を秘めた商品はまだまだあると思います。

 

※面倒な事を取り除く『あったらいいな』が具体的に商品になった、
素晴らしい事例です。

やはり、いかに頭を柔らかにして、考えるかだと、思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

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