時代の変化に上手く対応した成功事例
今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから
【時代の変化に上手く対応した成功事例】を紹介致します。
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【時代の変化に上手く対応した成功事例】
従来、日本の家屋で必ずといっていいほど使われてきた「瓦」
今は、瓦以外の素材が色々と考案され、昔に比べると瓦の屋根が少なくなりつつあります。
そんな時代の変化に合わせて瓦の技術を使った商品を開発し、ヒット商品を作っている
会社があります。
その会社は、島根県浜田市にある亀谷窯業有限会社という会社です。
同社は、島根県石見地方で古くから伝わる伝統的な石州瓦を作ってきました。
石州瓦は、耐久性が特徴の瓦です。
一般的な瓦は900度で焼きますが、石州瓦では1200度以上の高温で焼きます。
これにより、瓦内の水分がなくなり、硬くて丈夫な瓦が出来ます。
一般的な瓦よりも高温で焼くには熟練工による手作業が必要だそうです。
そんな石州瓦ですが、時代の変化には勝てず瓦の売上が年々減少してきました。
そこで、同社では、瓦自体でなく瓦を使った商品の開発へと事業の幅を広げました。
一つ目の代表例は、山口県下関市豊浦町発祥の麺料理である「瓦そば」の食器です。
耐久性のある石州瓦は、直火に耐えれるため、瓦そばの直火用瓦食器として
活躍しています。
二つ目の代表例は、東京六本木のザ・リッツカールトン内の高級日本料理店
「ひのきざか」の内装です。
こちらでは、同社の瓦の技術を使い、壁瓦というタイルとして使っています。
瓦特有の艶など、とても魅力的な壁で建築の雑誌の表紙も飾ったこともあります。
<亀谷窯業>
HPには、上記の瓦食器、壁瓦も
掲載されていますので、ぜひご覧ください。
http://www.kamedani.com/
同社では、売上全体のうち、
瓦 30%
瓦食器 30%
壁瓦 40%
と、3本柱で事業を支えています。
従来からの技術をうまく活用し、時代の変化に上手く対応した成功事例の1つでは
ないかと思います。
※確かに瓦は、昨今の屋根材には、ほとんど使われなくなりました。
高温に耐えれる部分とか、瓦の色艶に目を付けた、素晴らしい方向転換だと思います。
島根県浜田市は、両親の出身地で、幼少時代の夏休みを過ごした思い出の
土地なので、そういった意味でも、亀谷窯業を応援します。
本日も、ありがとうございました。