小口化することでヒットした整髪料 

今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから
【小口化することでヒットした整髪料】を紹介致します。

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【小口化することでヒットした整髪料】

「ギャツビー」の商品名で日本でも売り出されている株式会社マンダムの
整髪料があります。

実は、同社の売上高の約4割は海外で、その中でもインドネシアの占める割合が
極めて高いようです。

インドネシアに流通したのは1970年代に主力商品のハードタイプの
整髪料を貿易商が日本から土産としてインドネシアへ持ち帰ったことが
きっかけだそうです。

この整髪料が当時流行のリーゼントヘアのセットに便利であると評判になりました。

インドネシアの男性は、おしゃれ好きの方が多いそうですが、当時、
整髪料という物がほとんどなく、大きな需要がありました。

しかし、所得水準が低かった現地では、日本で販売されている一般的な容器は高い、
と避けられていたそうです。

そこで、現地で洗剤の小分けが販売されていたのをヒントに、約6g入りの小袋を
1個2~4円で販売したところ、大ヒットとなりました。

さらに、さまざまな所得層に対応するために、数々のサイズの容器を開発しています。

今では、インドネシアを構成する1万数千の島々すべてでマンダム製品が売られています。

主力製品の「ギャツビー」は、現地では国産と間違えられるほど深く根付いているそうです。

上記のように、マンダムは男性向けの商品で参入しましたが、今では日本とは違い
「女性向け」の化粧品でも成功しているそうです。

日本でも女性向けの商品も増えましたが、まだまだ男性向けというイメージが
強いと思います。

今回のように所得水準が低い地域では日本と同じような形態で販売することが難しく、
価格の改革をする必要性があることも少なくないと思います。

価格の改革をするためには、様々な手法が考えられていますが、その中には、
例えば、小口化(スライスシェア)が効果的な方法の1つとされています。

今回は、まさしく小口化の成功事例と思い、ご紹介させて頂きました。

 

※小口化のことを『スライスシェア』と言って、一般的になっているのですね。

どこの誰が、どのように使うかのリサーチが、こうした成功をもたらしたと思います。

自身の仕事にも、参考にしていきます。最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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