本屋
今日は、読売新聞12月10日(土)一面の〔編集手帳〕より【本屋】を紹介致します。
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本屋さんは子供にとってどんな場所か。本紙書評欄の連載『空想書店』に
二松学舎大准教授、荒井裕樹さんの見方が紹介されていた。
〈本屋は子どもの居場所として申し分ない。お金がなくても入れるし、お金がないことを
知らせる必要もない。
本屋に行くことをとがめる大人もあまりいないし、人目を忍ぶ必要もない。
本によっては立ち読みできる。第一本屋は安全だ〉
少しショックなニュースに接した。書店が一つもない市区町村が26%を占めることが、
出版関連団体の調査でわかった。1店しかない自治体を含めれば4割を超す。
図書館があるとはいえ、本と人が接する場が失われていることは確かだろう。
『なぜ本屋に行くとアイデアが生まれるのか』という本を書いた嶋浩一郎さんいわく、
「本屋では、買うつもりのなかった本を買ってしまう」。
ネット購入は目的の本をさがすのには便利でも、人生を思いがけない場所に導く本との
出会いなら街の書店は負けまい。
セレンディピティーとは英国の作家の造語だ。『幸せな偶然』と訳されることが多い。
それこそ、ご近所の本屋の魅力だろう。
※そう言えば、子どもの頃に「本屋さんに行って来る」と親に伝えて、よく近所の書店に
立ち読みに行っていたのを、思い出しました。
人との出逢い以外のモノとの出逢いの中で、本との出逢いもドラマチックだったりします。
久しぶりに、紀伊国屋書店にも行ってみるとしますか・・。