軟骨伝導ヘッドホン世界初
今日は、読売新聞11月15日(火)経済欄より【軟骨伝導ヘッドホン世界初】を紹介致します。
〔★緊急!コロナウィルス対策、業績向上支援無料個別相談、実施中★〕
耳周辺の軟骨の振動で音を聴く『軟骨伝導』を使った世界初のヘッドホンを10月、
音響機器メーカーのオーディオテクニカ(東京)が発売した。
奈良県立医科大の細井裕司学長(74)が2004年に発見した新しい聴覚経路を活用したもので、
耳を塞がずにコンテンツを楽しめると注目が集まっている。
軟骨伝導は、耳で直接音を聴く『気導』、頭蓋骨の振動が音として脳に届く『骨伝導』に次ぐ、
第3の聴覚経路とされる。
耳の周りに多い軟骨部を振動させて音を伝える技術で、骨伝導のように骨のある部位を
強く圧迫する必要がなく、軽く当てるだけで、効率良く音を伝えられる。
雑音が入りにくく、気導に近い自然な音で聞こえるといった特徴もあり、一部の補聴器などに
使われている。
今回、オーディオテクニカが、軟骨伝導に関する特許を持つ『CCHサウンド』(京都府精華町)と
ライセンス契約を結び、民生機器として初めて軟骨伝導を実用化したワイヤレスヘッドホン
『ATH-CC500BT』(税込み1万7600円)として開発した。
耳穴を塞ぐ必要がなく、通勤・通学時などでも、周囲の音やアナウンスを聞き逃さないなどと
好評で、担当者は「想像以上に売れている。
今後、軟骨伝導がヘッドホンの主流技術の一つとして普及する可能性は大きい」と手応えを示した。
細井学長らによると、他にも複数の電機メーカーやIT企業などが軟骨伝導に関心を寄せているという。
細井学長は「視覚に比べて聴覚の技術開発は遅れてきた。軟骨伝導はメタバースや水中での
活用も期待できるだけに、より多くの人に技術を知ってほしい」と話している。
※ヘッドホン業界を震撼させる、とてつもない画期的開発だと、私は思います。
耳穴を塞ぐことによるデメリットが、これまで沢山ありました。
周囲の音が聞こえない危険や、難聴になるリスクもあったと思います。
この‘第3の聴覚経路’が、これから様々な物事を、より良く変えていくことになるでしょう。