オンキヨー自己破産
今日は、読売新聞5月14日(土)経済欄より【オンキヨー自己破産】を紹介致します。
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経営再建中のオンキヨーホームエンターテイメント(大阪府東大阪市)は
(5月)13日、大阪地裁に自己破産を申請し、同日付で破産手続きの開始決定を
受けたと発表した。
負債総額は約31億円。
かつては高級音響機器を手がけ、オーディオブームを支えたが、スマートフォンの
普及により市場の変化に対応しきれなかった。
オンキヨーは1946年、松下電器産業(現パナソニックホールディングス)の技術者らが
独立して創業した。
音質にこだわったスピーカーやミニコンポを市場に送り出し、日本を代表するブランドに成長。
海外でも高い知名度を誇った。
2000年代に入ると、スマートフォンで音楽や動画を楽しむ人が増え、業績が悪化した。
21年3月期には2期連続の債務超過に陥り、同年8月、上場廃止となった。
祖業の家庭用AV(音響・映像)機器事業をシャープと米音響機器大手のヴォックスに売却し、
再建を進めていたが、今年3月には主要子会社2社も自己破産を申請。
実質的は事業はなくなり、資金繰りが悪化していた。
林亨社長は「資金繰りに窮し、これ以上の事業継続は困難と判断した。
多大なご迷惑をおかけすること、深くおわび申し上げる」とのコメントを出した。
※又一つ、高音質時代を支えた企業が、無くなってしまいました。
物心ついた頃から、オンキヨーはありました。
スマートフォンは、様々な事業を飲み込みましたが、この分野も、そうでした。
時代の潮目を、しっかり読んでいきたいと思います。