季節のおすすめ『たら』
今日は、株式会社ダイエー発行の冊子〔ダイドコロ1〕(2022年1月1日発行)より
【季節のおすすめ『たら』】を紹介致します。
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お鍋の材料に欠かせない「たら」は、まさに冬を代表する白身魚。
あっさりとした上品な味わいの身はもちろん、その白子も大変美味です。
〈淡泊ながらも、うま味たっぷり。寒さが厳しくなる12~3月が旬です〉
雪の降る頃においしくなることから、漢字では魚へんに雪と書いて「鱈」。
一般的に「たら」といえば「真だら」のことで、その名のとおり、
雪のように白く美しい身の色と上品な旨味が特徴の魚です。
日本では15世紀頃から食べられており、室町時代の文献には「初雪魚」の名で登場する「たら」。
その美しい名前とはうらはらに大変な大食漢で、大きな口を開けて何でも
たくさん食べるので、昔から「大口魚」とも呼ばれていました。
お腹いっぱい食べるという意味の「たらふく(鱈腹)」、度を越えている様子を
指す「やたら(矢鱈)」、大きく膨らんだお腹の「太腹」などは、
そんな食欲旺盛な「たら」にちなんで生まれた言葉だとも言われています。
▼選び方
切り身の場合は、皮が黒く、身が透明感のあるピンク色で、ハリのあるものがおすすめ。
肉質が柔らかく身割れしやすいので、取り扱いに気をつけましょう。
▼栄養
魚の中ではカロリーや脂肪が少なく、良質なたんぱく質を含みます。
また、消化がよく胃腸にやさしい食材です。
▼料理
あっさりとした淡泊な味わいで、みそやしょうゆ、トマトソースなどとよく合います。
油やバター、チーズとも相性がよく、焼き物、蒸し物、鍋物、シチュー、グラタン、
味噌漬けホイル焼き、フライなど、和・洋・中のさまざまな料理に向いている魚です。
濃いめの味付けでいただくのもおいしいですが、調味料を控えめにしてその繊細な
おいしさを楽しむのもおすすめです。
※鱈について、学習しました。
「たらふく」が“鱈腹”で、「やたら」が“矢鱈”であるというのは、今の今まで全く知りませんでした。
よく使う、なじみの言葉が鱈から来ていたとは、衝撃です。
本日も、ありがとうございました。