発想の転換により作られたアルバム
今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから
【発想の転換により作られたアルバム】を紹介致します。
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【発想の転換により作られたアルバム】
入学式、卒業式、家族旅行など様々なイベントで写真が撮影されます。
カメラで撮影する写真は、従来のフィルム写真からデジタル写真へと変化してきました。
これに伴い写真やカメラに対する概念も変わってきたと思います。
カメラは、フィルム式カメラからデジカメに置き換わり、スマートフォンの台頭により、
カメラもスマホが代用する時代になっています。
デジタル写真は、手軽に撮影できるのがよさであると思いますが、撮影枚数が多すぎて、
アルバムに整理できず、そのまま保存しっぱなしという人も多いと思います。
スマホは常に持っていますので、画面に表示するだけでも十分でアルバムにするのは
不要という考えもあります。
このような時代でも、選りすぐりの写真を選んで出力し、アルバムに綴じる良さも
十分残っていると思います。
アルバムと言えば、事務用品を製造するナカバヤシの「フエルアルバム」が
代表例の1つとして挙げられます。
中の台紙を自由に増やしていくことが可能であることから「増えるアルバム」を
意味するネーミングが名付けられました。
このフエルアルバムが誕生したのは昭和43年のことです。
当時のナカバヤシの滝本社長は、ある課題に頭を悩ましていました。
「あと、2~3枚残った写真が、どうしても1冊に納まらない。」
「もう1冊新しいアルバムを買わなければならない不便さを、なんとかできないか」
という悩みの種がありました。
何か良い案がないかと考えて矢先、音楽好きの息子が、ラジオのアンテナを
伸ばしたり縮めたりしているのを見て閃きました。
「アンテナを伸ばすのと同じようにアルバムの台紙をどんどん継ぎ足せば、
いいのではないか」というアイデアを考えたのです。
その閃きから滝本社長は、ビスを使って台紙の枚数を調整できるアルバムを作り出しました。
このアルバムを「フエルアルバム」と名付け、国内のみならず外国でも注目される
商品となりました。
フエルアルバムは、以上のように、伸縮するアンテナから発想の転換を行って完成しました。
発想の転換が重要であることが伝わる実例ではないかと思います。
ナカバヤシ株式会社のフエルアルバム生産拠点として設立された
島根ナカバヤシ株式会社のWebサイトに開発秘話が掲載されていますので、
よろしければ、ご覧ください。
<フエルアルバムの開発秘話>
※確かに昔のアルバムで、2~3枚入れて、後は何も入っていないページのアルバムが、いくつかあります。
『フエル』が『増える』から来ていたのは、知りませんでした。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。