のぞみ デビュー30年
今日は、読売新聞令和4年3月13日(日)政治経済欄より
「ひかり」より速い特急として1992年に誕生して以来、
東京-新大阪間を約30分短縮し、5分間隔のハイペース運行を可能にした。
今や日本の東西をつなぐ「大動脈」としての地位を確立している。
のぞみは航空機との競争に勝ち抜くことを目指して登場した。
最初に登場した「300系」は、最高時速がこれまでの新幹線より
50キロ速い270キロを実現。
東京-新大阪間を2時間半で走り、当時としてひかりから19分も短縮した。
当初は全席指定で早朝と夜間の1日2往復で運行した。
「東京で始発に乗れば、午前9時には大阪での会議や始業に間に合う」
との触れ込みで、ビジネス需要の掘り起こしを図った。
2020年にデビューした最新の「N700S」は、最高時速が285キロに達する。
東京-新大阪間は最短2時間21分となり、1時間で12本という
通勤電車並みの本数を可能にしている。
東海道新幹線の輸送人員は、1992年度の1億3000万人から
1億7000万人前後に増えた。このうち、のぞみは運行本数の約6割を占める。
一方、JR西日本の山陽新幹線区間(新大阪-博多)では、93年3月18日に
のぞみの運行が始まった。
97年3月には、当時、世界最速だった仏・TGVと並ぶ時速300キロの
「500系」を独自に導入し、同区間を2時間17分で結んだ。
航空会社との競争が激しく、JR西にとってのぞみは顧客獲得競争の
中軸を担う存在だったといえる。
※「もう、そんなに経つのか!」と思った、この記事でした。
新幹線と言えば『ひかり号』でしたが、それより速い『のぞみ号』が登場した時は、
センセーショナルでした。
のぞみデビュー30年、おめでとうございます。