「ずるい」人になろう! 

今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから

【「ずるい」人になろう! 】を紹介致します。

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「ずるい」。

もし、あなたが「ずるい」と言われたら、どんな気持ちになるでしょうか?

「ずるい? イエーイやったね!!」という方は、ごく少数ではないかな、と思います。

しかし、今回ご紹介する本の著者は「ずるい」にも色々あり、

思いがけない発想で周りを悔しがらせるような「ずるい」もあるのでは?と問います。

つまり「してやられた!」と周りが思う「ずるい」。

そんな「ずるさ」を身につけたいな・・・という方に今回ご紹介する本はオススメです。

木村 尚義著
『ずるい考え方』(あさ出版 刊)です。

本書には「ゼロから始めるラテラルシンキング入門」という副題が付けられています。

「ラテラルシンキング」とは、大まかに言うと

「どんな前提条件にも支配されない自由な思考法」のことだそうです。

言い換えれば、「発想の枠を広げる思考法」とも言える、と著者の木村さんは言います。

そして、ロジカルシンキングとの対比として、ロジカルシンキングが常識や経験から、

妥当だと思われる「正解」を導くためにロジックを深掘りしていくのに対して、

ラテラルシンキングは解決策を導くための順序や過程はあまり問題視しません。

つまり、スタート地点からいきなり答えに到達しても、それで良いという考え方だと言います。

「ラテラル(Lateral)」とは「水平」という意味。

ロジカルシンキングが、論理を垂直的に深掘りするのに対し、

ラテラルシンキングは水平方向に視点を広げる、と本書では解説しています。

言い換えると、「~であるべき」、「~となるのは当然」という思考を離れて、

さまざまな可能性を図ることがポイントと言えます。

例えば、アーチェリーを例にとります。

「的に矢を当てる」という目的に対して、ラテラルシンキングでは、

その本質に着目します。

命中率を上げるなら、的を大きくすればいいし、長いボウガンを使っても

良いかもしれない。あるいは、的まで矢を持っていって、突き刺してもいい。

さらに言うと、「なぜ、的に矢を当てる必要があるのか?」という前提から疑ってみる。

もちろん、アーチェリーのルールからは外れてしまいますが、

発想を自由に広げ、時には前提すら疑ってみることで、

問題が解決するケースも多々ある、と本書では解説します。

確かに、アーチェリーのルールを前提とすれば、的を大きくしたり、

的まで矢を持っていって突き刺すのは「ずるい」、というか、

反則ですね。

でも。私たちは知らず知らずのうちに「こうでなくてはならない」と

いうルールを自分で勝手に作ってしまっている・・・そんなことが

あるのではないでしょうか。

私たちの世界には、法律もあれば、ルールもあり、人間同士が気持ちよく

暮らしていくための知恵や、共通観念があります。

でも、いわゆる「常識」は、本当に守られなければならないこと、でしょうか。

自分が「こうしたい!」と思ったことに向けて、広い視野と、

多くの視点を持って、思いもよらない発想で行動していく。

そんなことができるようになった、という声を聞くことも、多々あります。

今回ご紹介したのは、本書のごく一部の内容。

興味を持った方はぜひ手に取ってみてくださいね。

(参考資料)
『ずるい考え方』(木村 尚義著/あさ出版 刊)

※如何でしたか!?

本来ある常識を破壊して、新たな常識を創ることが、これからの時代には必要なのかも、しれませんね。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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