『13兆円の壁』正念場
今日は、令和4年4月2日(土)読売新聞、関西経済欄より
【『13兆円の壁』正念場】を紹介致します。
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小売業界には「13兆円の壁」という言葉がある。
経済産業省の商業動態統計によると、かつて「小売りの王者
」と言われた百貨店の販売額は1991年の12兆円をピークに減少が続く。
スーパーマーケットはコロナ禍による巣ごもり需要で
2020年に14.8兆円、21年に15兆円に達したが、
それまでは13兆円前後で横ばいが続いていた。
コンビニエンスストアも、販売額が19年に12.1兆円に達したが、
20年は11.6兆円となり、初めて減少した。
今も以前の水準には戻っていない。
店舗数も19年に初めて前年を下回った。
コンビニ業界は、以前から店舗の過剰さが指摘されてきた。
現金自動預け払い機(ATM)の設置やコンビニコーヒーの
展開など、新たなサービスの導入で成長を維持してきたが、
本格的に「13兆円の壁」に直面しているように見える。
社会の変化に対応して新たな需要を生み出していく工夫が
各社に求められている。感染症が終息した後の世界でも、
人々の生活に欠かせないインフラ(社会基盤)としての
存在感を示し続けられるか。右肩上がりが続いてきた
コンビニ業界は、正念場を迎えている。
※この記事は、ローソンのことについて、竹増社長の
言葉が一面に載っていて、その一部の〔視点〕というコラムの中身でした。
確かに、コンビニ業界は、数やサービス内容も含めて、
飽和状態のように、思います。
今後、何らかの変化が必要なのかも、しれないですね。