いい習慣を身に付けるには「○○○○」を使おう
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「英会話の勉強を続けたい」「早寝早起きしたい」「ダイエットしたい」などなど、
自分が「こうしたい!」と思っているのに、なかなかそれが習慣として身に付かない
・・・ということって、ありますよね。
今回ご紹介する本は、日々の習慣についての悩みを、脳科学の研究を元に解決しよう、
というものです。
今回ご紹介する本は、こちら。
『何をやっても続かないのは、脳がダメな自分を記憶しているからだ』
(岩崎一郎 著/クロスメディア・パブリッシング 刊)です。
この本では、「習慣を変える」とは、「脳を変化させること」でもある、と説きます。
マサチューセッツ工科大学(MIT)での研究によると、人は行動の90%近くが
習慣に基づいたものである、ということが分かったというのです。
つまり、自分が目指したいこと、できるようになりたいことを身に付けるには、
それを「習慣化」してしまうのも一つの手です。
そんなことは知ってるよ。でも、それができなくて困ってるじゃないか・・・と
いう声も聞こえてきそうですね。
私も、そう思います。
本書には、習慣化に「根性論」はいらない、と書いてあります。
新しい習慣を身に付けるには、我慢や忍耐、自制心や根性で頑張らないと・・・と思いがちですが、
そうではない、というのです。
アメリカで行われた実験で、4~5歳の子どもにマシュマロを1つだけ見せて
「このマシュマロはすぐ食べてもいいよ。でも、15分食べずに待っていたら、
もう1つマシュマロをあげるよ」と伝えます。
そして、子どもの前にマシュマロを1個置いて、大人は部屋を出ます。
子どもたちは、どうしたか。
この実験では、約6割の子どもが我慢できずに食べ、4割の子どもがもう1つマシュマロをもらえたのだそうです。
さて。この4割の子どもたちは、なぜ、我慢できたのでしょうか。
マシュマロを見つめて、じっと耐えていた?
実際には「歌を歌う」「一人ゲームをする」「目を閉じる」など、
目の前のマシュマロに注意が行かないように、別のことに意識を向けていたのだそうです。
また、マシュマロを「塩辛くて硬いもの」とイメージし、
目の前のマシュマロに興味を持たないようにしていた、という子どもたちもいたそうです。
自分の頭の中でイメージを操り、誘惑に負けない工夫をしたわけですね。
実は、私たちの脳というのは、五感で知覚されていなくても、
イメージだけで同じ働きをするらしいのです。
こうした実験を見ていくと、ある特定の行動が起こせない、あるいは、
習慣として身に付かないというのは、自分が身に付けたい習慣や行動が
心の中で腑に落ちるイメージになっていない、という可能性がある、と本書では指摘します。
例えば、新しく身に付けようとしている習慣に対して、何か悪いイメージがあるならば、
その考えを紙に書いて、破いて捨ててしまう、という方法が紹介されています。
そんなことで変わるかな・・・と思うかもしれません。
確かに、1回したくらいでは、劇的な変化はないでしょう。
でも、脳科学的に言うと、少しずつ変化はしていくそうです。
ちなみに、習慣化に関係する脳回路ではドーパミンという脳内神経物質が中心的な役割を担っています。
簡単に言うと、脳内でドーパミンが減っていると、習慣化も遅くなるのです。
そのためには、ドーパミンの生成を促す食べ物を取る必要もあります。
ドーパミンは、アミノ酸のチロシンから生成されるので、チーズや納豆、
鰹節など、チロシンが多く含まれる食品を取ると良いようです。
チロシンの摂取量を増やすと、習慣化を促進するほか、ストレス状況下でも
集中できる効果も期待できるようです。
ぜひ、試してみてくださいね。
トレーニングを積んでいくことで「自分がどうなりたいか」とか「自分が理想とする状態」を、
より明確にイメージできるようになっていくのです。
そうすると、新しいことを始めようという時に今まで邪魔していた「ブロック」や、
「腑に落ちなかったもの」が外れて、腑に落ちるイメージとして捉えられるようになったりするのです。
私たちはついつい「頑張らないと上手くいかない」
「新しいスキルを身に付けるには、努力と根性」と思いがちですが、
そうではなくて、イメージを活用する方が近道かもしれません。
(参考資料)
『何をやっても続かないのは、脳がダメな自分を記憶しているからだ』
(岩崎一郎 著/クロスメディア・パブリッシング 刊)
※如何でしたでしょうか!?
常に良いイメージをして、悪い状態を排除していきましょう。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。