ベトナムの即席麺の市場拡大に貢献した商品

今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから
【ベトナムの即席麺の市場拡大に貢献した商品】を紹介致します。

★緊急!コロナウィルス対策、業績向上支援無料個別相談、実施中★

【ベトナムの即席麺の市場拡大に貢献した商品】

日本では、数多くの即席ラーメンが発売されています。

日本の即席ラーメンは、外国でも人気がある商品が多いですが、

今日は、その一つを紹介したいと思います。

その商品とは、エースコック株式会社がベトナムで発売している

「ハオハオ」という商品です。

ベトナムは、従来、コメ製の麺である「フォー」が昔から広く

屋台などで親しまれてきましたが、近年、ラーメンもとても人気があります。

エースコック株式会社は、1990年代に日本国内の即席麺市場が成熟する中、

海外の進出を検討していました。

そんな中、丸紅から同社にベトナムの国営食品メーカーと一緒に

即席麺を作らないかと打診がありました。

当時、ベトナムで売られていた即席麺は、美味しくないという不評が多く、

政府が外国企業の技術を導入して改善することに取り組もうという動きがあったのです。

そこで、同社は、若者の多いベトナムの将来性を買って、ベトナムへの進出を決断しました。

最初に行ったのは、カップ麺を利用して、熱湯を注いで3分待つと食べることが出来る袋麺でした。

麺を再現する技術は日本のものを応用できても、

味については現地のニーズに合ったものにする必要があります。

そこで、味作りは、全て現地スタッフに任せました。

この味が評価されたのですが、即席ラーメンの材料の90%以上が

日本から輸入する必要があっため、高コストが負担になりました。

そこで、同社は、地元業者の支援などを通じて、

材料をベトナム産へと切り替えてコストダウンを図っていきました。

このような企業努力を行って完成した新商品を「ハオハオ」と名付けて2000年に発売を開始。

酸味と辛みが効いたエビ風味の商品が評判となり、ハオハオは人気の商品となりました。

ベトナムの即席麺の市場は、2002年は、約17億食でしたが、

2018年には、約52億食と日本の約58億食の規模に迫るくらいに成長しています。

また、同社は、ベトナム国内で約50%のシェアを持つNo1の企業になりました。

ベトナムの人口の約5割は25歳以下と若い人が多いようですので、

ますます市場が広がっていくのではないか、と思います。

同社のサイトにベトナムでの事業についてもまとめられていますので、

下記のサイトもご覧頂ければと思います。

<エースコック株式会社のサイト>
http://www.acecook.co.jp/company/vietnam.html

※日本の技術力の高さを、ここにも垣間見ることが出来ました。

元々フォーで麺に親しみがあったベトナム人の口に合う開発と製造を実現し、

販売に至ることが出来たエースコックは、素晴らしいです。

未知な所に新しい商品を導入する、先駆者的役割を、

私たちも果敢に挑戦する意識を持つことをしていきましょう。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です