権限移譲
今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガより
【権限移譲】を紹介致します。
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【権限移譲】
サンリオの元常務、友近忠至氏の軌跡を記した「友翁伝」から
「権限移譲」の巻。
友近氏の口癖
「自分一人でやったら何でもできる。
でも、自分一人分の仕事しかできない。
それを誰にでもできるような仕組みを作って任せることができれば
何倍もの仕事ができるんや!」
これをシステム化と言います。
単にコンピュータを導入することではない。
誰にでもできる⇒仕組みを作る⇒成果は何倍にもなる:これが
システム化。
【友翁伝】「権限移譲」
友近氏の書店時代。日々の仕事を更に効率化するにはどうするかを
考え続ける。
1.無駄を省き 2.在庫を最小限にし 3.返品管理をし
4.発注作業も完了 5.売り上げ予測もできる
*これらを同時に行いたい。
そこで友近氏はある仕組みを考えた。
まず、1.本棚の担当を決める。2.本棚には1冊ずつ並べる。
3.同じ本を1冊ずつ下の引き出しに並べて在庫として保管。
4.1冊売れた。
5.売れた本を下から補充。6.売れた本のスリップを仕入れ
担当者に渡す。
これにより本棚ごとに販売、在庫、発注、分析というすべての
管理をする担当者が出来上がる。
このやり方をマスターした社員が別の担当者に教える。
情報を共有し社内展開する。
この方法で何がどう売れていくのかを体験できるので
マーケティングも理解する。
これで欠品を失くし、必要なものを必要なだけ仕入れることで
在庫の回転も良くなる。
本棚ごとに専門家がいるので顧客対応も適切になり、顧客サービス
向上で売上も上がる。
この中で最も重要なことは本棚の担当者を決めること。
そのジャンル・本棚の専門家になると同時に、その本棚の販売・
管理の責任という役割を意識することができる。
その棚について権限移譲をしたのと同じ。
友近氏:「権限移譲というのは何でも好きにさせることやない!
誰でも簡単にできる仕組みをつくってから任せるんや!
権限移譲というのはそういうもんや。全てシステムなんや。」
仕組みを作って一人でやっていたことを何倍にもしていくという
発想は、組織戦略の根本だと思います。
誰もが同じ結果を出すことができるよう、仕組みを精緻に
作っていくことが管理職の重要な役目です。
※『権限移譲』という、一言の言葉ですが、とても重たいです。
誰にでも出来るようにする仕組みづくりは、とても大事です。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。