かばん屋さんが作り出したコスパが良いスーツケース
今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから【
かばん屋さんが作り出したコスパが良いスーツケース】を紹介致します。
【かばん屋さんが作り出したコスパが良いスーツケース】
コロナ禍も過ぎて、日本国内をはじめ海外にも行かれる方も多いのでは
ないかと思います。
東京デリカのトラベルブランド『TRANSIT LOUNGE』のスーツケース
『リップル』という商品が注目されています。
『リップル』は、小型で軽量なのに、高機能で低価格です。
このスーツケースは、開発者の榊氏の情熱とこだわりで作られました。
榊氏は、自分が使いたいと思うスーツケースを作るために、キャスター、
ファスナー、デザインについて細部までこだわりました。
キャスターは、自社で開発しました。
音の静かなキャスターが欲しかったからです。榊氏は、中国の工場で
試作品を作り、試験を行いました。
その中には、重さ30kgのスーツケースを引きながら、悪路を3時間
歩いたり走ったりするという過酷なものもありました。
そして、静音性と衝撃吸収性に優れたハイパーサスペンション
キャスターを完成させました。
ファスナーは、YKKのタフジッパーを採用しました。丈夫で開閉しやすい
ファスナーが欲しかったからです。
スーツケースの内装を両面ともファスナーで締め切り可能にしたかった
からです。
榊氏は、中国の生産工場でYKKの担当者から紹介されたときに、すぐに
気に入りました。
機能の高さとYKKのブランド力に惹かれたのです。
そして、タフジッパーを使っていることをアピールするために専用の
タグをつけました。
デザインは、自分でデザインしました。おしゃれで目を引くデザインが
欲しかったからです。
榊氏は、中国の工場にあるサンプルルームで、いろいろなデザインを見て、
自分の好みに合わせて変更を加えました。
その中には、波紋のようなグラフィックや、エッジの立て方など、
細かい部分もありました。
これにより、英語でさざ波を意味する『リップル』という商品名に
ふさわしいデザインになりました。
カラーも重要な要素でした。榊氏は、全11色のカラーバリエーションを
作りました。
当時はまだ流行していなかった、くすみカラーを先取りして採用しました。
榊氏は、アパレルなど他業界の人ともたくさん会っていて、これから
流行るものや色の情報を聞いていたからです。
榊氏は、その情報を元に、サンプルを作ってモニターに使ってもらい、
反応のよかった色を採用しました。
こうして、榊氏の情熱とこだわりが詰まった『リップル』は完成しました。
しかし、それだけでは売れるとは限りませんでした。
榊氏は、販促をせずに、店舗スタッフによる提案に力を入れました。
店頭で全色を見せて、来店客に「これを持って旅行に行きたい」という気に
させることができました。
『リップル』は、8800円と低価格で売り出したもののコロナ禍で売上が
伸びなかった2020年と2021年を乗り越え、2022年に一気に売上を
伸ばしました。
『リップル』は、旅行に行きたいと思っても、なかなか実現できない
人たちの心に、ほんの少しでも明るさを届けたいという想いで作られた
スーツケースです。
榊氏の情熱とこだわりが詰まった、このスーツケースを持って、旅行に
出かけられてはいかがでしょうか?
<リップル 商品サイト>
https://sacsbar.com/news/51522/
※また、みんなが欲しくなるモノが、世の中に出ましたね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。