溶けだす温度を微調整したヒット商品 

今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから
【溶けだす温度を微調整したヒット商品】を紹介致します。

 

【溶けだす温度を微調整したヒット商品】

日本の定番商品は海外にもたくさん進出していますが、国の気候や文化などに
応じてカスタマイズされることは少なくないです。

例えば、グリコのポッキーは、日本の家庭で定番のおやつです。

ポッキーはスティック状部分のビスケットの周囲にチョコレートが施されて
います。

ポッキーは、現在、日本のみならず、アジア、北米、欧州などの約30か国で
販売されており、多くの国で人気商品となっています。

このようにポッキーが世界的に人気がある理由は何なのでしょうか。

「持ち手の部分にはチョコが施されていないため、手が汚れないから」

「食べながら友人たちとおしゃべりできるサイズだから」

というのが大きな要因だそうですが、もちろん、これだけではありません。

それぞれに国に応じて、少しずつ変化させたきめ細かなカスタマイズに
あるのではないでしょうか。

例えば、「チョコが溶けだす温度」にもこだわっています。

グリコのポッキーは、日本では1968年に発売が開始されました。

日本のポッキーは、口の中ですぐに甘さを感じやすくするために低い温度で
溶けだす油を使用しています。

ポッキーは、日本での発売から2年後にタイで発売されました。

タイと言えば、熱帯地域ですので、日本のポッキーと同じものだとチョコが
溶けだしてしまうという課題があります。

これに対し、タイのポッキーは溶けだす温度が高い油を使用することで
暑さの対策を行っています。

溶けだす温度が高いというのは暑さ対策という側面もありますが、これとは
違った側面もあります。

『溶けにくい→溶けるのに時間がかかる→口の中で長時間チョコを楽しめる』

長い時間、チョコを楽しめるという観点がタイでは評価の1つになっている
そうです。

ちなみに、チョコが溶けだす温度は国によって変えているようですが、
こういった細部までカスタマイズされているからこそ、世界中で人気が
続くのではないでしょうか。

 

※そんなカスタマイズが、なされていたのですね!

勉強になりました。最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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