もっと「成長」したい皆さまへ贈る一冊

今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから
【もっと「成長」したい皆さまへ贈る一冊】を紹介致します。

皆さんは「成長」したいですか? こう聞かれたら、どう答える
でしょうか。
ほとんどの方は「そりゃ成長したいですよ!」と 答えられるのでは
ないかなと思います。
では、なぜ「成長」したいのでしょう?

今回ご紹介する本の著者、田坂広志さんは 人生において「成功」は
約束されていないが 「成長」は約束されている。

そして、自分が「成長」したと感じる瞬間、 私たちはそこに
「生き甲斐」を感じるからだ、 と書かれています。

人間にとって「生きる」とは 自分の可能性を開花させていくこと。
だからこそ成長し、可能性が開花した瞬間に 「生き甲斐」を感じる
のだ、と言います。

前置きが長くなりましたが、 今回ご紹介する本はこちらです。

『成長し続けるための77の言葉』 (田坂 広志 著 PHP研究所刊)

この本は77の言葉が単に列挙されるのではなく 一つの言葉に対して
一つの答えが生まれ そして、その答えに対してまた新たな問いが
発せられる。
そして、それに対する答えが導き出される という形で書かれています。

本書では、成長には 「職業的成長」「人間的成長」「集団的成長」の
三つがあると説きます。
第一段階が「職業的成長」。
そこから人間を磨き、人間としての成長を遂げ、 さらには
「集団としての成長」に進むのです。
田坂さんは「職業人としての成長」を遂げるには 「専門的知識」
ではなく 「職業的な智恵」を身につけよ、 と言います。
「職業的な智恵」とは、田坂さん曰く 「言葉で表せないもの」であり、
職業の現場における経験と、人間からしか つかめないものだと言います。

そして、プロが優れた仕事をする時。 そこには「優れた技術」だけでは
なく 「優れた心得」がある、と説明します。
いくら高い専門性を持っていて 優れたスキルがあったとしても、
「心得」がなければ「スキル倒れ」になる。

プレゼンのスキルは良いけれど、 強引すぎて顧客の気持ちが離れたり。
企画のスキルは高いけれど、 傲慢さが鼻につき、仲間がいなくなったり。
こういったことが起こる、と田坂さんは指摘します。
そして「智恵」は、経験を積み重ね、 人間との真剣な関わりを
通じてのみ 身につくものだ、というのです。
そのためにこそ「師匠」を持ち その人が持つ技術や心得を深く学ぶべし、
と田坂さんは説きます。

直接的に「弟子入り」しなくとも 心の中で師匠を決め、その人から
大切なことを学ぼうとすること。
それこそが「職業的な智恵」を 身につけるために必要なことなのです。

師匠を見つけるためには 「一芸を学べる人を、師匠とする」。
つまり、全人的に尊敬できる人でなくとも 「一芸」を学ぶことが
できれば、その人を 師匠に設定すればよいわけです。

最後に、もう一つだけ。
師匠から学ぶ時は 「修得」ではなく「感得」せよ。

今週もステキな一週間になりますよう。

※『成功と成長』

意外と並列に考えたこと、ありませんでした。

日々、約束されている成長の延長線上に成功が来るように、
精進してまいります。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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