任天堂『ファミコン40年、ゲーム産業先導』

今日は、読売新聞7月14日(金)経済欄より
【任天堂『ファミコン40年、ゲーム産業先導』】
の一部分を紹介致します。

任天堂の家庭用ゲーム機『ファミリーコンピュータ』は(7月)15日、
発売から40年を迎えた。
コンピューターゲームが新たな遊びとなり、その後のゲーム産業が
花開くきっかけにもなった。
任天堂はその後も独創的なハードを次々とヒットさせ、成長を
続けており、次世代機への期待も高まっている。

1983年7月に発売されたファミコンは、海外では
『ニンテンドー・エンターテインメント・システム』として展開
された。
世界で6191台、ソフトは5億本超を売り上げるヒットとなり、
トランプや花札などのアナログゲーム中心のメーカーだった任天堂を
世界的な企業へと押し上げた。

東洋証券の安田秀樹・シニアアナリストは
「ロイヤリティー(使用料)などゲームビジネスの『標準』も任天堂が
作った。全てのゲーム機は、ファミコンから発展したとさえ言える」
と指摘する。

任天堂はファミコン発売以降、独自のハード(ゲーム機)と、その魅力を
引き出すソフトを両輪とするビジネスで成長を続けてきた。

その分、業績は浮き沈みが激しい。2008年度には、据え置き型
ゲーム機『Wii(ウィー)』と関連ソフトなどの人気を追い風に、
売上高は過去最高の1.8兆円に達した。
しかし、ゲーム機の販売失速などで、3年後には売上高は3分の1程度
まで減少し、最終利益は赤字に転落した。

その後、17年発売の『ニンテンドースイッチ』がヒットし、業績は
V字回復を果たしているが、ゲーム機の売れ行きに左右されやすい
構造は変わっていない。

任天堂は次世代機に関し、公式な発表をしていないが、24年度中の
投入が有力視されている。
6月の株主総会では、スイッチなどで使う会員登録サービスを活用し、
「うまく次世代機に移行してもらえるように努める」(古川俊太郎社長)
と説明した。

新型機は独創的であるほど、ユーザー離れを招く可能性がある。
既存サービスの活用も見据え、業績の波を最小限に抑えたいとの
思惑がにじむ。

※任天堂の節目が、先日の15日だったのですね。

全てのゲーム機はファミコンから発展したと言っても過言ではないです。

ハードとソフトの相関関係は、他のビジネスにも参考になります。
任天堂の、これからの活躍を期待しつつ、ビジネスのお手本として、
学んでいきます。

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