「私とは何者か」を解き明かす

今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから
【「私とは何者か」を解き明かす 】を紹介致します。

「わたしとは何者か」。

この問いにどう答えるでしょう?
ぼくは、すぐにはちょっと 答えられないな・・・という
感じを なぜか持ってしまいます。

「我思う故に我あり」と 哲学者のデカルトは言いましたが
じゃあその「思っている我」とは 何なのか? 
と考えだしてしまうと ご飯が喉を通りません。

そんな謎に挑むというのが 今回ご紹介する本のテーマです。
『スピリチュアルズ「わたし」の謎』 (橘 玲著/幻冬舎 刊)

著者の橘玲さんは作家で フィクションはもちろん ノンフィクション
も精力的に 執筆されています。
橘さんが本書の冒頭で書くのは
「わたしもあなたも、たった 【8つの要素】でできている」
という衝撃的な事実です。

いや、もうちょっと複雑でしょ、とか 他にも要素が
あるんじゃないの・・・ と思いつつ、読み進めていきましょう。
本書で言う「スピリチュアル」とは 心理学で言う「無意識」に
「魂」を 重ね合わせた言葉。
「わたし」とは突き詰めると 「無意識/魂」の傾向である、
というのです。

私たちには「意識」があり、 「無意識」をコントロールしている
…わけでは決してありません。
例えば、ジェットコースターが 高いところから落下する際。
無意識、あるいはスピリチュアルは 恐怖で悲鳴をあげますが、
意識は自分が安全な車体の中にいると 「知って」いるわけです。
ホラー映画も同じことが言えます。
映画と現実の違いを 意識が「知って」いて スピリチュアルとの
落差が刺激になる、 ということなのです。

さらに、橘さんは 脳と心理の不思議な関係を 紹介していきます。
それは肌感覚や視覚が 目の前の人の人物評価に 影響を与える
可能性がある、 ということ。

例えば・・・
○初対面の人に暖かい飲み物を出すと 好印象を持たれやすい
○交渉の際に柔らかい感触のソファに 相手を座らせると、態度が
 柔軟になる
○スポーツでは 赤いユニフォームのチームが有利で、 赤い服や
 ネクタイの男性・女性がモテる  などなど。

ほんまかいな・・・と思いますが、 実験してみると、確かに差が
出るのだとか。
さらには、 嫌な記憶を紙に書いて燃やしたり 嫌な思い出の品を
海や川に流すと スピリチュアルが「終わった話」と 誤認するので、
実際に忘れやすくなる。など・・・。

とまあ、大変興味深いお話が わんさか出てくるのですが これは
本当に序の口。
果たして「わたし」を構成する 【8つの要素】とは何なのか。
そして、それがどういう因果関係で 「わたし」を作り出しているか・・・。
これはぜひ、本書を読んで ご自身で理解してみてください。
恐らく、より深く 「自分自身とは何者か」が 理解できるのでは
ないかと思います。

(参考資料) 『スピリチュアルズ「わたし」の謎』
(橘 玲著/幻冬舎 刊)

※如何でしたでしょうか!

“私”って、奥深いですね。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です