塩を活用して作られた印

今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから
【塩を活用して作られた印鑑】を紹介致します。

【塩を活用して作られた印鑑】

近年、判子レスの時代にはなりましたが、まだまだ書類に捺印をする場面
も残されているのではないでしょうか。

今まで書類に印鑑を押す場合に、「シヤチハタでいいですかね?」という
会話をされた方も、いらっしゃるのではないかと思います。

実は、シヤチハタは、印鑑の種類ではなく、シヤチハタ株式会社という
愛知県の老舗企業名です。

ですが、もはや印鑑の種類と言えるくらい、当たり前の商品に
なっております。

今日は、この朱肉を用いずに押せる認め印のシヤチハタの開発の
エピソードを紹介したいと思います。

シヤチハタ株式会社では、1950年代に朱肉と速乾性のインクを
使ったスタンプ台を作り、ヒット商品にしていました。

そのスタンプ台のヒット中の最中、社長から新商品の開発の指示が
ありました。

その指示内容とは、
「スタンプ台を使わないスタンプを作るように!」
というものでした。

スタンプ台だけに頼ると将来的に生き残っていけないかもしれないという
危機感を社長は感じていました。

ところが、スタンプ台を使わないスタンプの開発には大きな壁が
存在しました。

それは、紙に触れる印面の開発。

ちょうど良い量のインクが常に補充されるような構造は、当時まったく
存在しませんでした。

細かいスポンジ状の穴が開いたゴムを作ることが出来れば、実現可能ですが、
そのような穴を形成することが困難だったのです。

試行錯誤の結果、行きつきたのが、家庭でも良く使われる「塩」です。

原料に塩を混ぜたゴムを作り、そのゴムを20時間以上お湯につけて
塩を溶かすことで、「多孔質」のゴムが完成したのです。

食卓で使われる塩がまさかシヤチハタを生み出す鍵になるとは、
考えつかないですよね。

そう考えてみると、常日頃使っているものが、今ある壁を乗り越えるための
ヒントになるかも知れないですね!

 

※如何でしたでしょうか!?

もう皆様が、よくご存知のシヤチハタですが、その誕生エピソードは、
知りませんでした。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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