未来を解く『年金数理人』
今日は、読売新聞4月4日(火)経済欄より
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日本生命保険 中山素生さん(57)
確率や統計などの高度な数学的手法を用い、企業年金の掛け金を算出する
業務に30年間、携わってきた。
日本に640人しかいない『年金数理人』の国家資格を持ち、関わってきた
企業は約1500社に及ぶ。
会社が退職金の一部を積み立てて社外で運用する企業年金は、人事制度や
財務状況などで掛け金が変動する。
社員の勤続年数や退職率、昇格の割合など多くのデータを分析し、
将来を精緻に予測する仕事だ。
年金数理人は企業が国に提出する年金の制度設計などが適正かどうかを
判断できる資格で、退職制度に関する企業向けのコンサルティングにも携わる。
「専門知識を駆使して感謝されるのがうれしい」と言う。
中学生の時にルービックキューブに熱中し、色をそろえるのに必要な
数学的思考の面白さに目覚めた。
京都大で数学を専攻して1989年に入社した後、年金や保険商品を
設計する専門家『アクチュアリー』の資格を取得した。
専門知識に加えて実務経験が必要な年金数理人の資格も得た後は、
客員教授として京大の教壇に立ち、論文の執筆や、アクチュアリーの
業界団体で年金制度の改善に向けた提言に携わった経験もある。
企業年金の掛け金は1年間に積み立てられる額に上限があったが、
国が2017年に法令を改正し、業績などに応じて柔軟に積み増しが
できるようになった。
その方が将来のリスクを軽減できるという自身の提言がきっかけといい、
「時代にあった制度になるように、今後も貢献していきたい」と話す。
※こうした国家資格があるのを、この記事を読むまで知りませんでした。
おそらく、算出の方法が多岐に渡り、企業ごとに全く違うのではないかと、思います。
640名の年金数理人の皆様の、今後のご活躍を祈念しております。