本を通じて「ブッダ」と対話する

今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから
【本を通じて「ブッダ」と対話する】を紹介致します。

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ブッダ。

サンスクリット語で「知る」「目覚める」を意味する動詞「ブドゥ」の過去分詞形で、
「目覚めた者」、「悟った人」という意味なのだとか。

ですが、現在では「ブッダ」というと、仏教の開祖であるお釈迦さまを指します。
ちなみに本名は「ガウタマ・シッダールダ」。

このブッダまたはお釈迦さまは、多くの言葉を残されています。

それが現在でも「経典」として読み継がれているわけです。

しかし、ブッダ自身は「私に依存することなく、自分自身の感覚を拠り所とせよ」と
弟子たちに説き続けたと言います。

そんなブッダの言葉を、ぜひ聞いてみたい。というわけで、今回ご紹介する本はこちらです。

『超訳 ブッダの言葉 エッセンシャル版』
(小池 龍之介 編訳/ディスカヴァー・トゥエンティワン 刊)

最初は、こんな言葉をご紹介しましょう。

「君よ、私はお金と無縁の生活をしている。
ゆえに『もしお金がなくなっちゃったらどうしよう』なんていう心配は、これぽっちもない。

あるいは空しさに駆られ、『お金にものを言わせて好き放題してやれ』という
貧しい心になることなど決してあり得ない。
ゆえに、私はしあわせ」。「お金がある」ことも「お金がない」ことも。

実は自分自身の幸せとは何の関係もない、とブッダは言います。

現代社会においては、お金と全く無縁の生活を送ることは難しいかもしれませんが、不安に駆られることもなく、お金があるからと好き放題するのでもなく。

良い距離感を保つことが、幸せの第一歩なのかもしれませんね。

次の言葉はこちら。

「一切行苦、すなわち、これも苦、あれも苦、それも苦。物質と心を司るすべての
衝動エネルギーは、ことごとく苦しみでしかない。
楽しいと脳内錯覚させられていることすら実は苦しみなのなら、あらゆるこだわりは
意味がない。
これを、坐禅瞑想により肚の底から衝撃とともに体感するなら、君は苦しみから離れ、
君の心は清まり安らぐだろう」

いかがでしょうか。

この世の一切は苦しみである。
そんなこと信じられないし、信じたくもない!と思うかもしれません。

でも、そう思えたとしたならば、「苦しみから逃れたい」という執着、あるいは
「楽したい、得したい」という執着もなくなる、かもしれません。

さまざまな経典から集められた「ブッダの言葉」が、淡々と綴られています。

読んでいると「えーっ」と思うこともたくさんありますが、そこから自分が何を感じ、
どう日々の生活に生かすのか。

そんな楽しみ方もあるかな、と思います。

読書の魅力は、ブッダのように何千年も前に生きていた人とまるで話しているかのような
気持ちで、相手の言葉の真意を推測してみたり、自分の考えをまとめてみたりできること。

それによって、新たな考えが生まれるかもしれませんね。

 

(参考資料)
『超訳 ブッダの言葉 エッセンシャル版』(小池 龍之介 編訳/中経出版 刊)

 

※如何でしたか!

物質的な幸せより、精神的な幸せに、人間の価値観が変わってきました。

地の時代から風の時代に変わっていく中、こうした大不況を迎えている私たちは、
幸せの解釈や、幸せの価値観を、更に究極的に変えていく必要があるかもしれませんね。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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