進化してきたマスク
今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから
【進化してきたマスク】を紹介致します。
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【進化してきたマスク】
新型コロナウィルスの第7波も少しずつ落ち着いてきました。
海外ではマスクをせずに生活する人が戻ってきているようですが、日本では、
マスクをしている人が多数派です。
マスクに感染対策の一定の効果はあると思うのですが、従来のようなマスク無しの生活に戻るのは、
いつ頃になるのでしょうね。
このように、もはや日常生活にとってマスクは欠かせないものですが、日本では、
そもそもマスクはいつ頃から使われたのでしょうか。
実は明治時代から輸入品が使用され、1879年に国産品が発売されました。
その後の1918年のスペイン風邪の流行をきっかけにマスクが広く普及するようになりました。
当時のマスクは、革製のものなどが主流だったのですが、1940年代になり、
ガーゼのマスクが広がりました。
平面構造のガーゼの両端に耳に掛けるタイプのものです。
このタイプのマスクは、多少の改良はされながらも基本的な平面構造は変わらずに売れていました。
1999年に医療用の高機能マスクに目をつけたのが、ユニ・チャームのマーケティング部の
熱田さんという方です。
一般用の商品として売れないかと模索していましたが、立体的なつくりは鳥のくちばしのような
異様な姿でとても受けれられないと感じました。
見た目を重視すると平面構造ですが、機能を重視すると立体構造になります。
これらを両立するような構造が難しく三年の年月が過ぎていました。
そんなある日、通勤電車の中で1人の女性が医療用マスクのひだを伸ばし、
鼻とあごにひっかけている姿を見ました。
この姿を見て、熱田氏は、「ひどい花粉症の人は、見た目なんて気にしないんだ」と思い、
立体構造のマスクのままで発売することを決意しました。
会社の中には、やはり反対意見が多数ありましたが、良い物は、どんな形でもかならず
使ってもらえると信じて、反対を押し切って発売しました。
2003年1月の発売当初は、社員が通勤時につけて、「立体マスク」の浸透を図りました。
メディアでも徐々に取り上げられ、特にくしゃみをしたときに化粧崩れの心配がなく、
口紅がつかないと女性に支持され、ヒット商品になりました。
発売当時は、私もその形状に驚きましたが、いまや立体的なマスクは当たり前になりました。
「見た目が悪い」と勝手に決めつけてしまわない、ということも大切かもしれないですね。
※どのような商品でも‘見た目重視’は、一旦考えますよね。
その上を行く、機能性からのバリューが、需要として成り立った時に‘見た目重視’は二の次に
なると思います。
マスクの歴史も知れました。本日も、ありがとうございました。