どうして食べ物は、くさるの?

今日は、去年の8月5日に初めて出させて頂いた本
『子どもの「なんで?」に答えます!』(発行・発売:(株)アントレックス)の中から
【どうして食べ物は、くさるの?】を紹介致します。

【どうして食べ物は、くさるの?】

A:目に見えない微生物が食べ物の中で増えていくと、変なにおいがしたり、形が変わったりして、
くさってしまいます。

土の中、空気中、人の手指など、微生物は目に見えませんが、どこにでもいます。野菜や卵、
調理台などにもいます。
しかし、ほとんどの微生物は熱に弱いので、料理すると死んでしまいます。

また、微生物が食べ物の中で増えるには、30〜35度くらいの温度と、水分、酸素が必要です。
温度が低く、乾燥している冷蔵庫に食べ物を入れておくと、くさりにくくなります。
反対に、夏や梅雨の時期などにお弁当がくさりやすいのは、気温が高く、微生物が
発生しやすいからです。

くさると変なにおいがするのは、微生物が食べ物を食べて増えていくときに出す、
はいせつ物が原因です。

しかし、微生物は体に悪いものばかりではありません。体によい菌もあります。
ヨーグルトは牛乳に乳酸菌を加え、発酵してできます。
このようにもともとの食べ物から、微生物の力によって、ちがう成分が作り出された食品を
発酵食品といい、体によい食べ物とされています。

発酵食品には身近なものが多く、みそ、醤油、鰹節、納豆、漬け物などがあります。
また、長期保存ができるものが多いのも特長です。

※“腐る”という物事について、このように詳細な形の説明文を見たのは、初めてかもしれません。

『そうなっていることが当たり前』という物や事を、なぜなのかを考えると、新しい発見が
出来ますね。

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