仕事が速くて、ミスがない人になるために
今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから【
仕事が速くて、ミスがない人になるために】を紹介致します。
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「あの人、仕事が速いよね」
「でも、ミスもしないよね」
こういう方が、あなたの周りにも一人や二人、いるのではないでしょうか。
仕事は速い方がいいし、ミスがない方がいい。
仕事が速ければ速いほど、ミスも増えそう、というイメージがありますが、
本当にそうでしょうか。
今回の本は、働く人々にとって永遠のテーマとも言える仕事の
スピードを上げつつ、ミスをなくしていくためのノウハウを
解説してくれる本です。
『仕事が速いのにミスしない人は、何をしているのか?』
(飯野謙次 著/文響社 刊)
著者の飯野さんは、スタンフォード大学の工学博士。
2002年から「失敗学会」を立ち上げ、失敗学や、
失敗を回避するための設計について多くの大学院で教鞭を取ってこられたそうです。
工学の世界では、ちょっとした失敗、ミスが大事故や
大きなトラブルのきっかけになる。
だからこそ、「失敗」や「ミス」について、
日頃からアンテナを張っているのだといいます。
ある意味「失敗のプロ」が書いたのが、この本ということになります。
ミスをなくすためにチェックリストを作って、各項目が
きちんと終わったかどうかを確認する、といった使い方をよくしますね。
しかし、失敗学においては、チェックリストのデメリットも
指摘されるのだそうです。
チェックリストの作り方のコツとしては、「1項目1ステップ」を厳守すること。
細かい項目であっても、一つずつ項目化しておく。
そうすることで、作業者が迷ったり、余計なことを考えなくても
済むようにしておく必要があるというのです。
例えば「水槽温度は適正である」と書かれていた場合、
「適正温度って、どのくらいだっけ?」と、作業する人が迷ったり、
考えたりする余地があるわけです。
「水槽の水の温度は60度以上である」
「水槽の水の温度は80度を超えていない」
この場合、こういう2つの項目にしておけば、作業者が迷ったり、
考えることなく、スイスイとチェックすることができる、
というわけです。
また、同じ項目を二人でダブルチェックを行う場合、
二人目がチェックを行う際には「チェックリストを
逆さまに持つと良い」と言います。
人間が間違いやすいポイントとは似通っていて、Aさんが
見誤りやすいポイントは、Bさんも見誤る可能性が高い、
と飯野さんは指摘します。
チェックリストを逆さまに持つと、見る方向が変わるだけで、
一人目が見落とした、あるいは錯覚した間違いを、二人目が
気付く可能性が上がると言います。
飲食店などでは、最初は上から順に計算をして行って、
検算は逆に下から順に足していく、という方法を取ることもあるのだとか。
このように「見方を変える」、「状態を変える」ことによって
ミスは格段に減らせる、と飯野さんは指摘します。
見る人を変える、見方を変える、見た目を変える。
これが、ダブルチェックの三原則、と本書では解説しています。
物事の見方を変えるのは、決して簡単なことではありません。
今回ご紹介したのは、本書のごく一部の内容。
「仕事の効率を上げたい!」
「仕事を速く、ミスなくこなしたい!」
という方にはオススメです。
興味を持った方はぜひ手に取ってみてくださいね。
(参考資料)
『仕事が速いのにミスしない人は、
何をしているのか?』(飯野謙次 著/文響社 刊)
※如何でしたか!?
『見る人』『見方』『見た目』の3つを変えるのを、覚えておきます。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。