アドラー心理学で「リーダーシップ」を 学ぶ

今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから
【アドラー心理学で「リーダーシップ」を学ぶ】を紹介致します。

 

「リーダー」と聞くと、皆さんそれぞれ 色々なイメージをされると思います。

部下たちをぐいぐい引っ張って 命令をしてチームをまとめていく・・・
そんなリーダー像を思い浮かべる方も 多いのではないかと思います。
ですが、最近は厳しい指導をし過ぎると 部下がついてこなかったり 場合に
よっては「パワハラ」と言われたり。
これは、価値観が多様化しているから、と 今回ご紹介する本では分析して
います。
今回ご紹介するのは、この本です。
『みんな違う。 それでも、 チームで仕事を進めるために大切なこと』
(岩井 俊憲 著/ディスカヴァー・トゥエンティワン 刊)
https://www.amazon.co.jp/dp/4799328964

 

著者の岩井さんは、アドラー心理学を基にした カウンセリングや企業研修を
行なっている方。
過去にアドラー心理学にまつわる本を 何冊も出版されています。 ですから、
今回の本も当然 アドラー心理学をベースにしています。
岩井さんは、今の時代を 価値観は多様化しており、上下関係が希薄化。
上から命じるのが難しい反面、 みんなで目標を達成していく必要がある時代と
考えているそうです。
そして、そんな時代にこそ アドラー心理学が役に立つ、と言います。

アドラー心理学は 「横の関係」を大切にしていると 本書では紹介されています。
「役職の違い」はあったとしても 人間に「上下」はないと考える。
さらに「正しい/間違い」「良い/悪い」ではなく 「建設的/非建設的」と
いう視点を 大切にしている、と言います。
「価値観の違い」「考え方の違い」は お互いの「正しさ」を主張し合い、
それこそ 「非建設的」な争いに発展しかねない。
だからこそ、チームの目標達成に向けて 「今、何ができるか」に目を向ける
ことが 重要だと考えるのです。
価値観や考え方が違うメンバーが集って 一つの目標に向かって進む時、
覚えておきたいことがあります。
それは「人間は、それぞれ独自の モノの見方・とらえ方をするもの」ということ。
チームや会社の中で、大勢を締める感覚と 自分の感覚とがかけ離れていて、
しかも建設的・健全でない場合は 歩み寄る姿勢が大事、と考えよう と本書では
提案します。
アドラー心理学は 「コモンセンスの心理学」とも 言われるのだそうです。
コモンセンスとは「常識」あるいは「共通感覚」。
「誰かが正しい」ではなく、 より多く、より広く視点を持って その共通感覚に
自分の感覚も合わせていく。
自分の価値観では「あり得ない!」と思うことも メンバーが
「良いじゃないですか」というなら 周りの意見を聞き、自分の感覚を
チューニングする。
この感覚を持ちましょう、と 本書ではリーダーに推奨しています。
この他にも、本書ではアドラー心理学を応用して 多様なメンバーをまとめていく
リーダーの 意識や心構えについてまとめています。
ぜひ、興味のある方は 手にとって読んでみてくださいね。

(参考資料)『みんな違う。それでもチームで仕事を進めるために大切なこと』
(岩井 俊憲 著/ディスカヴァー・トゥエンティワン 刊)
最後に、アドラーはこう言っています。
「コモンセンスは、協力の一つの面であり協力の訓練をあまり受けていない人は
コモンセンスを嫌う」
今週もステキな一週間になりますよう。

 

※昔からある『アドラー心理学』ですが、今とこれからの時代に、一番合っている
かもしれないですね。

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