「メタ思考」で、思い込みの罠から逃れ る
今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから
【 「メタ思考」で、思い込みの罠から逃れる 】を紹介致します。
「思い込み」ってありますよね。
黄緑と青と白のボーダーの看板が見えて コンビニだと思って近づいたら
ただ単にそういう配色の美容室だったり。
「自分はコレが得意!」と思っていたら 周りからは全く別なことで
ホメられたり。
自分が「こうだ!」と思ったことが、実は違った。
そういう思い込みを外していくことで 新しい視点や考え方が得られるかも
しれないですよね。
物事を「一つ上の視点から」見て、考えることを 「メタ認知」とか
「メタ思考」と呼びますが、 今回はこの「メタ思考」についての本を
ご紹介していきます。
『メタ思考トレーニング』 (細谷 功 著/PHPビジネス新書 刊)
https://www.amazon.co.jp/dp/B01FSE8D1K/
本書では、メタ思考のメリットとして
・成長するための気付きが得られる
・思い込みや思考の癖から脱する
・創造的な発想をすることができる
という3点を挙げています。
そして、本書では「自分が気付いていないこと」に 「どう気付くか」の
トレーニングをするための 演習問題を用意している、といいます。
例えば、こんな演習問題。
皆さんも、ぜひ考えてみてくださいね。
上司や顧客から 「ドローンについて調べて報告して」と 言われた時、
次に取るべきアクションを 1分間でできるだけ多く挙げてください。
いかがでしょうか。
・インターネットで検索する
・詳しい人、詳しそうな人に聞く
・関連書籍を買って読む
・試しに買って、使ってみる
こういったアクションを思いついた方は 多いのではないかと思います。
一方で、こんなアクションを考えた方も いらっしゃるかもしれません。
・その調査結果を何に使うか質問する
・調査目的は何か?の仮説を立てる
この問いで、著者の細谷さんは 回答者の思考パターンが見える、
と解説しています。
最初に出てきたアクションを 多く思いついた方は、思考回路が 具体性、
実行重視の「HOW」志向。
後に出てきたアクションを 真っ先に思いついた方は、 目的重視の
「Why」志向だというのです。
問題解決における「メタ思考」とは すぐに問題を解き始めるのではなく
「問題そのものについて」考えること。
「問題そのもの」を疑ってかかることで
「本当にその課題設定でよいのか」 「他に取り組むべきことはないか」
といった視点が得られるというのです。
まだ、交通手段の主流が馬や馬車だった時代に自動車の大量生産を実現、
モータリゼーションの口火を切った ヘンリー・フォードはこう言った
そうです。
「顧客に何が欲しいかを尋ねたら 『もっと速い馬が欲しい』
と答えただろう」
つまり「なぜ、速い馬が欲しいのか?」を 考えたからこそ
「自動車を安価に提供する」という 新しい解決策にたどり着けたわけ
です。
このように、たくさんの演習問題を通じて メタ思考力をトレーニング
できる本書。 ぜひ、興味のある方は 手にとって読んでみてくださいね。
(参考資料) 『メタ思考トレーニング』 (細谷 功 著/PHPビジネス新書 刊)
※如何でしたでしょうか!?
『メタ認知』や『メタ思考』は、非常に大事ですね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。