トップアスリートたちの「言葉」から学ぶ
今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから
【 トップアスリートたちの「言葉」から学ぶ】
を紹介致します。
昨日、10月9日は何の日か? 皆さんもちろんご存知ですよね。
正解は「スポーツの日」。
元々は、1964年に行われた 東京オリンピックの開会式が行われた
10月10日を「体育の日」として定めたものでした。
それが2000年には 移動祝日(10月の第二月曜日)となり
2020年から「スポーツの日」と 名称も変更になったのだとか。
というわけで、今回は スポーツにまつわる本をご紹介します。
『弱いメンタルに劇的に効く アスリートの言葉』
(鈴木 颯人 著 フォレスト出版 刊)
著者の鈴木さんはスポーツ選手のメンタル面をサポートする
「スポーツメンタルコーチ」という仕事をされている方。
アスリートの能力を引き出すため、 トップアスリートの言動を
研究したり、実際に会って話を聞くことも 多いのだそうです。
そして気がついたのは トップアスリートであっても、
ネガティブになることがあるということ。
ネガティブな状態から いかに抜け出すかが重要である、と
説明します。
本書は、自然とやる気が出てくる ネガティブな状態から
抜け出せる アスリートの言葉を紹介してくださっています。
まずは、こちらから。
【負けるのが恥ずかしいとは思っていません】
日本女子マラソンで オリンピック初の金メダリストに輝いた
「Qちゃん」こと高橋尚子さんの言葉です。
眼の前に起こる困難な出来事に向き合うとき、どんなことが必要か。
それは「失敗しても、また頑張ろう」と 思える気持ちだといいます。
心理学では「レジリエンス」 精神的回復力とも言うそうです。
多くの困難を乗り越えなければならないのは 各競技においても、
人生においても同じ。
挫折や敗北を経験し それを乗り越える経験をすることで
レジリエンスを鍛えることにもなる。
大舞台で活躍し、夢を叶えたいのなら 早く挫折をしておいた方がいい
・・・ とすら、鈴木さんは言います。
挫折や失敗は、チャンス。 そう思えたら、前に進めそうですよね。
【ぼくは臆病です。常に恐怖心を持って乗っている】
これは日本を代表する名ジョッキー、 武豊さんの言葉です。
ですが、本書には同じように 「自分は臆病」「強い人間ではない」
「自分は未熟で弱い人間」と述べる一流アスリートがゴロゴロ登場
します。
臆病でもいいし、不安を感じてもいい。
目標に向かおうとするから不安を感じる。 不安があるからこそ、
入念に準備する。
一流のアスリートたちは 不安を消そうとするのではなく 上手く
受け入れようとしている、と 著者の鈴木さんは分析します。
自分の弱さを直視できるからこそ、 人は強くなれる。
臆病や不安、恐れといった ネガティブな感情は、
決して 悪いものではないのです。
最後に、元サッカー日本代表 本田圭佑さんの言葉をご紹介します。
【無限ですよ、脳は】
著者の鈴木さんに言わせれば 本田選手は「イメージの天才」。
自分がこうしたいというイメージを作る。 それを意図的に、
継続的にやり続ける。
本田選手はこう言います。
「メンタルのトレーニングをすれば、 いくらでも課題を
克服できると思う」
まさに、イメージの力、脳の力。
脳の中でリアルな情景や音、感触などの 五感までリアルに感じ、
自分の理想を描く。
そうすると、自ずと自分が望んだ成果につながっていくのだそうです。
本書には、今回紹介した アスリートの言葉と、それに合わせた
鈴木さんの解説も掲載されています。
ぜひ手にとって、読んでみてください。
(参考資料) 『弱いメンタルに劇的に効くアスリートの言葉』
(鈴木 颯人 著 フォレスト出版 刊)
最後に、古田敦也さんのこんな一言を。
【一流になれる人となれない人の違いを 一言で言うとしたら、
変化を嫌わない人かどうかどういうことだと思います】
今週もステキな一週間になりますよう。
※如何でしたでしょうか!?!
ネガティブを言葉にしてもいいという学びが出来ました。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。