どの世代が食べても美味しいコッペパン
今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから
【どの世代が食べても美味しいコッペパン】を紹介致します。
【どの世代が食べても美味しいコッペパン】
「どの世代が食べても美味しいコッペパンを作りたい」
そんな想いからファミリーマートが開発に挑んだ「生コッペパン」。
2023年2月の発売開始から、順調に売上を伸ばし、累計食数は
4000万食(6月時点)を突破しています。
ファミリーマートは、鈴木さんという方を開発リーダーとして、
コッペパンの開発に取り組みました。
鈴木さんは、コッペパンの市場調査を行うために、メンバーと
一緒にさまざまなパン屋さんを巡りました。
そこで気づいたのが、「生〇〇」というトレンドでした。
生ドーナツや生フランスパンなど、しっとりとした生地が
人気を集めていました。
鈴木さんは、「生」のトレンドをコッペパンに取り入れることで、
新しい食感を提供できると考えました。
しかし、「生」のトレンドを再現することは簡単ではありません
でした。
市場では、通常よりも水をたくさん入れて作る多加水生地が
流行っていることが分かりました。
また、卵や油脂をふんだんに使ったブリオッシュ生地も人気です。
多加水生地とブリオッシュ生地に共通しているのが『しっとり』
している点。
しかし、多加水生地もブリオッシュ生地も、生地自体がすごく
柔らかく、ドロっとしているのが特徴です。
ベーカリーでは、職人が一つひとつ丁寧に分割して成形できますが、
袋パンの場合、工場製造のため機械で作らなければならず、柔らかい
生地だと機械を通らない問題があります。
そこで、鈴木さんは、生クリームを加えることで、生地を
しっとりとさせるとともに、機械にかけられるぐらいのかたさを
目指しました。
さらに、鈴木さんは、多加水製法と生クリーム、ブリオッシュ製法と
生クリームをそれぞれ組み合わせたら、ファミリーマート独自の
生地ができるのではと考えました。
また、生クリームを使うことで、生地をしっとりとさせ、
コクを出すことができるという利点があります。
また、消費期限が3~4日ほどある袋パンの品質を担保するためにも、
水分や油の配合や製造工程を
何度も見直しました。
さらに鈴木さんたちは、全国各地の工場に協力してもらいながら、
毎週ラインテストを実施しました。
そして、メンバーで各工場のパンを食べ比べて、焼き加減や
発酵度合いなどを確認しました。
この作業は非常に大変でしたが、メンバーは一丸となって
取り組みました。
このような努力を重ね、ついに「生コッペパン」という商品名で
発売することに決まりました。
お客様からは、「生地が美味しい」という声が多く寄せられており、
発売から4ヶ月で4000万食を突破するヒット商品になりました。
鈴木さんは、「お客様の飽きや慣れのスピードに負けないように
進化させていきたい」と語っています。
ファミリーマートに寄られた際は、ぜひ一度、「生コッペパン」を
お試しされてはいかがでしょうか。
<生コッペパン(たまご)の商品サイト>
https://www.family.co.jp/goods/bread/1520316.html
※そう言えば最近『コッペパン』という名前を、コンビニで見て
いました。
学校給食でしか馴染みが無かったコッペパンですが、又新たな
1ページが創られたと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。