芸術家にも評価の高い筆記具 

今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから
【芸術家にも評価の高い筆記具】を紹介致します。

【芸術家にも評価の高い筆記具】

近年、パソコンの普及に伴い、筆記具の需要が少なくなりました。

このような状況のなか、三菱鉛筆から発売されている
「ポスカ(POSCA)」が欧州で売れています。

ポスカは、ガラス、木材、金属プラスチックなどの色々な素材に
書くことができる水性サインペンです。

1983年の発売開始以来、日本ではおなじみの商品ですが、
2008年頃からは欧州の市場開拓へ力を注ぎました。

例えば、ポスカが様々な素材に書けるという特徴を
伝えるために、ルイヴィトン本店のショーウィンドーに
ポスカでデコレーションするイベントを実施したのです。

こういったイベントだけでなく、欧州の芸術家の使用を
意識して、ペン先や色数の展開も工夫しました。

ペン先は、国内では極細~極太の5種類ですが、欧州では、
超極細に加え、筆ペンタイプも開発しました。

色数は、国内では17色に対し、欧州では33色とほぼ倍にしました。

この結果、絵具を使わずに気軽にポスターカラー調に描ける
点がフランスを中心とする芸術家に好評を
博しています。

また、パリのルーブル美術館がポスカを美術品の番号や作品名を
書くための認定筆記具に指定したこともヒットの1つの要因です。

三菱鉛筆では、欧州における市場開拓の成功に満足せず、
次は国内で新たな市場開拓にも取り組まれています。

ポスカが再び身近な筆記具として注目される日も
そう遠くないのではないでしょうか。

<世界のポスカのブランドサイト>
https://www.uniball.com/posca30.jp/world/

ちなみに、三菱鉛筆は、三菱グループとは資本関係はありませんが、
スリーダイヤのロゴマークが同じです。

両社ともにロゴマーク商標登録を取得していますが、三菱鉛筆の方が
10年早く商標登録をしています。

同じロゴマークでなぜ両社ともに商標権を取得できたのかと言えば、
両社の事業分野が全く異なり、混同が生じないと考えられたからです。

この事例のようにロゴマークや名前が既に登録されてしまっている
場合にも商標登録できる可能性はあることを頭の片隅において
もらえると幸いです。

 

※フランスを中心とした欧州の芸術家に、
ポスカがブレイクしているんですね!

やはり、日本の技術力は、すごいです!

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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