ビタミンBはなぜ『B2』の次が『B6』なのか?

今日は、書籍『理系の素朴な大疑問』
(著者:博学こだわり倶楽部、企画・編集:夢の設計社、
発行者:小野寺優、発行所:河出書房新社)より
【ビタミンBはなぜ『B2』の次が『B6』なのか?】を紹介致します。

ビタミンBには『B1』『B2』『B6』『B12』の4種類の成分がある。
はじめのひとつの成分と思われていたのが、化学分析の発達につれて、
成分の混合物だとわかったのだ。

それにしても、4つあるのなら、『B1』『B2』『B3』『B4』に
すればよさそうなもの。実際、ビタミンDの成分は『D1』『D2』
『D3』と順番どおりに数字がふられているし、ビタミンKも『K1』
『K2』『K3』である。

なのに、どうして、ビタミンBだけ、『B1』『B2』『B6』『B12』と、
ビタミンB類は、たくさん発見され、順番に登録されていったのだが、
その後の研究で、実はビタミンではなかったことがわかり、抹消された
結果である。

ちなみに、ビタミンBは、1910年に世界で最初に発見されたビタミン。
AよりBのほうが先に発見されたというのは、奇妙に思えるかも
しれないが、当初は米ぬかから発見されたことから、イネの学名に
ちなんでオリザニンと命名されていた。

のちにこれと同様の性質をもつビタミンAが発見されたために
改名されたのである。

こうして、あとから発見されたほうが『ビタミンA』に、先に
発見されたほうが『ビタミンB』になったのだ。

※如何でしたか!

よく考えたら、そうですよね!

ビタミンB群だけ、順番じゃなかったです。

今日も、勉強になりました。

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