鳥獣害対策で専門職員
今日は、日本農業新聞5月27日(土)より
【鳥獣害対策で専門職員】を要約して紹介致します。
福井県南越前町が昨年4月に鳥獣害対策専門職員として初めて
雇用した坪田愛子さん(46)が、昨年度の1年間で278頭の鹿を
捕獲するなど目を見張る活躍を見せている。
鳥獣害対策の専門職員が常在しているのは県内市町では唯一。
身長155センチの小柄な女性が奮闘する姿に、住民からも
称賛の声が上がる。
南越前町がある丹南地域では近年、鹿による農作物や林業被害が
急増している。そこで、同町は鹿の個体数調整に対応しようと、
専門職員を募集することになった。
元来アウトドア志向で山歩きが好きだった坪田さんは、友人の勧めで
2019年にわな猟と第一種猟銃免許を取得。
研修会などで鳥獣害の深刻さや狩猟者不足を目の当たりにしたことで
「自分が捕獲するしかない」と思うようになった。
同町専門職員の募集を知って応募し、移住した。
昨年度は坪田さんを雇用したことで、町全体の鹿の捕獲数は前年より
234頭多い971頭となった。
新規の捕獲隊員の指導、サポートをしながら仲間を増やしたいと意気込む。
日々の活動や鳥獣害対策について載せたインスタグラムや
フェイスブックもあり、関心を持ってほしいと呼びかけている。
「南越前鳥獣害対策員のあいこさん」で検索できる。
※アウトドア志向の方が、取得した資格がきっかけで、このような
社会貢献の形で仕事になることが、あるんですね。
どんな方か、一度お会いしてみたくなりました。