回転寿司『ファミレス化 出店加速』
今日は、読売新聞12月19日(月)政治・経済欄より
【回転寿司『ファミレス化 出店加速』】を紹介致します。
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回転ずしは1958年、大阪府に本社を置く『廻る 元禄寿司』が回転式のレーンに
すしを載せて提供したのが起源とされる。
元禄寿司の創業者が、ビール工場のベルトコンベヤーを見て思いついたという。
元禄寿司が取得した回転レーンの特許が切れると、70年代後半に一気に参入が増えた。
かっぱ寿司が2貫1皿100円の薄利多売の事業モデルを確立し、『回転ずし=1皿100円』
のイメージが広がった。
当初は個人客を狙った駅前小型店が中心だったが、90年代後半からはサイドメニューの
充実とボックス席による『ファミレス化』が進み、郊外で大型店の大量出店が加速した。2000年以降は機械化が一段と進む。
大手各社で注文用のタッチパネルが導入され、05年頃には注文した商品を客席に直接
届ける『高速レーン』が登場した。
現在では、業界5位の『魚べい』などでフルオーダーシステムと呼ばれる
『回らないすし』が登場している。
もっとも、目の前のレーンから好きな皿を選ぶ楽しさを大切にしたいとの考え方も強い。
「桃太郎の桃は川から流れてくるから魅力的なんだ。だから、おばあさんは桃を手に取った」
くら寿司の田中邦彦社長は、昔話の桃太郎を引き合いに、社内研修で『回転の大切さ』
を熱弁するという。
回転ずし評論家の米川伸生氏は「安さを売りにする時代から、体験価値を含めた満足度を
いかに上げるかに知恵を絞る時代に入った」と指摘する。
※上記は、物流費の高騰や円安により、回転ずしが“値上げか死守か”が問われている
記事の一部になります。
廻る寿司が、どのような経緯で、いつ生まれたのか知らなかったので、勉強になりました。
くら寿司社長の、桃太郎の話は、かなり説得力があると思いました。